Aposさんの棒バトを文章にしてみた。 『Graviton Switch』 ①  

高い塔があった。
黒く塗られている塔で、ところどころに輪投げの要領で白い足場があった。壁に密着している。
高さは相当なものだった。傍にあった白い柱と比べても、3倍以上はあろうかというものだった。その柱さえ、その傍にいる黒棒と比較しても10倍ほど高い。

黒棒は、思い詰めた面持ちで佇んでいた。
ここを落とせば、白にとってそれなりの痛手にはなるはずだ。どれほどかは分からないとしても。

急にダッシュをかけた。
そしてそのまま、石でできた白い柱に激突した。
だが、彼の肉体は柔ではなかった。日常茶飯事のごとくその柱を砕き、その体を向こう側へと移動させる。
柱は支えを失った。向こうにいた黒棒の方へ倒れこんでくる。
だが、その高さが幸いして、黒い塔をいたずらに破壊して止まった。
そしてその隙に、黒棒は高く跳んだ。
白い柱の上に着地した。


そしてその一部始終を、塔の屋上から白棒が観察していた。
「これ以上の破壊を許すわけにはいかない」
そう呟きを残し、塔の上から去った。

彼は飛び降りた。
黒棒めがけ、一直線に―――。
そのはずだった。

突如として、体が叩きつけられるような衝撃を感じた。
白棒は一瞬だけ捉えた黒棒の姿を見た。
奴は何の問題もなく、黒い塔の壁面に着地していた。
その瞬間、全てを理解した。


――黒棒の奴、重力を変えやがった――


想定外だった。
全くの想定外だった。
だが、やらなければやられる。白棒は決意し、やや危なげに着地しながら、黒棒との臨戦態勢に入った・・・。



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どうも。ここからは呟きです。
慣れない文章化は難しく、そして楽しかったですw まだ続くけどwww
許可を下さったAposさん、ありがとうございます!!
おそらく今回が史上最多文章www

・・・ついでに明日は誕生日wwwwwwwwwww