Aposさんの棒バトを文章にしてみた。 『Graviton Switch』 ② 

―白い体と黒い体が、一度交錯した。
臨戦態勢に入っていた白棒は、突進してきた黒棒に対し、攻撃を仕掛ける。
それは『波動』だった。物に触れると固まり、砕け、短時間で消える。
続けざまに二発放ち、黒棒を遥か後方まで吹っ飛ばす。
そして、これでやられる黒棒ではなかった。空中で態勢を立て直し、足から着地する。
さらに、彼は剣を呼び出した。
細身だが、長く、切れ味は良さそうだ。
白棒にもそれが分かった。視界の端で捉えた空は、こちらにはたらいている重力によって雲が横に見える。
そうこうしているうちに、黒棒がこちらを斬ろうと迫る。
白棒は既に準備していた。その剣の一撃を、波動の盾で受け止める。
そのうち盾は砕け、少し斬られ、だがそれでも、黒棒を強烈に吹っ飛ばした。負けじとこちらも剣を呼び出す。
そして相手を斬るため、また突進していった。

派手に吹っ飛んだ黒棒は、地上から見たときは足場だった壁に、したたかに頭を打ちつけた。剣は無くなっていた。
白棒の更なる一撃がやってきた。
彼は高く跳んで身をかわすと、その壁の裏に着地した。
己もまた、波動で意図的に吹き飛び、相手と距離をとる。
そして。


壁の裏に回りこんだ白棒はその直後、また重力が変えられるのを感じた。
重力を変化させた張本人が上から降ってきて、素早く逃げた。
こちらもまた、足場を派手に破壊しながら進んでいく。二回目の破壊で剣は足場に刺したままにしておいた。
黒棒は足場が幅6m程しかない足場で、自分も落ちたら危ない状況で、なおも白棒に突進を試みる。
弾き返され、一瞬だけ宙に浮いたその刹那、視界の端で白棒が波動の岩を創り出していた。
もうすでに塔は少し破壊されている。ここは塔をやや壊しても、この狼藉者を退治するのが先決だと、敵の黒棒にも納得がいった。
抵抗を許されることなく、黒棒は押しつぶされ、否応なく塔の中に押し込まれていった。
その後を、白棒が追撃する。



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以下、呟き。
んで、今日は誕生日でしたwww
何か勝手に攻撃設定を考えてしまいサーセンorz
多分次で最終回・・・ですなw

それではまた。では。